自分史を作ってみよう!年表の作り方や書き方のコツも解説

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自分史を作ってみよう!年表の作り方や書き方のコツも解説

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「自分史と」は、自身の人生を本にしたものです。自伝のようなものと考えるとわかりやすいかもしれません。自分史を作れば、自分の人生を見つめなおすことができますし、話のネタとして、多くの人と交流を持つことも可能です。

自分史を作るには、まずは、自分自身の年表を作ることが大切です。年表を作るには、年次ごとに、自分がこれまでどのような経験をしてきたのかを記憶を呼び起こしてまとめていくのがコツです。

そして、年表でまとめたことを膨らませながら、書ける場所から書いていくのが大切です。文章を書くのが苦手ならばプロの手を借りるのもおすすめです。自分史作成のコツを確認していきましょう。

自分史とは?

自分史とは、自分自身がたどってきた人生を本にしたものです。

自叙伝や自伝と似たものですが、両者は、何らかの形で成功した人の生涯の事業・事績を中心とした記録です。対して自分史は、平凡な人が自身のそれまでの生涯を書き綴ったものである点で異なります。

自分史の様式は自由で、小説のように文字だけの自分史もあれば、イラストが多めの絵本風のもの、写真をたくさん入れたアルバムのような自分史もあります。

「絶対にこのようなものにしなくてはならない」という決まりはありませんから、自分の好みに合わせて、表現形式を選んでいくことが可能です。

ある程度、人生経験を積んでからでなくては自分史は書けません。定年や子どもの独立をきっかけに、セカンドステージに入った人が自分史を作っている方が多いでしょう。

セカンドステージの方々は、残りの人生をどのように生きるかを考えていくことを求められます。自分史を作ることで自分の人生を見つめなおすことができ、第二の人生のデザインをうまく行うことが可能です。

さらに、自分史は読み物としても評価され、自分史の賞も開催されているので、そこから作家デビューした人もいるようです。

自分史の作り方

自分史は数日で完成するようなものではありません。人によっては数年間かけて完成させることもあるようです。途中で挫折したり、失敗したりしないためには、以下のステップを意識して自分史を作成しましょう。

ステップ1:自分史を作る目的を定める

まずは、自分がなぜ自分史を作りたいのか、目的を明確にしておきましょう。自分史作業が行き詰ったときでも、目的を思い出すことで書き綴っていくモチベーションが維持できます。

具体的には、以下のような目的で自分史を書く人が多いようです。

・特別な経験をしたので、その経験を未来に残したい
・家族に自分の人生を伝えたい
・部下に自身の仕事での足跡を伝えたい
・思い出を形にしておきたい

目的を決めたら、家族に自分の性格を伝えるのが目的だから家庭内でのことを中心に書くといったように、おおまかなアウトラインを想定しておきましょう。

ステップ2:年表を作る

目的を明確にしたら、年表を書き始めてみましょう。歴史の年表のように、年次ごとに箇条書きで自分に起こった出来事を書き起こしてみましょう。

ただし、自分の人生をはっきりと年次ごとに覚えている人はまれでしょう。学校に入学した、結婚した、といったライフイベントならば、年次がはっきりしていますが、それ以外のことはなかなか覚えていないものです。

そのようなときに役に立つのが、当時のニュース記事やニュース年表です。

当時のニュースを見ることで、「そういえば、この事件のときに、自分はこんな体験をした!」と思い出すことができるでしょう。

当時のニュースを調べるには、図書館で過去の新聞を見せてもらってもいいですし、自分史つくりを応援するサイトなどもあるので活用しましょう。

たとえば、NHKは「回想法ライブラリー」というサイトを運営しています。
出典:回想法ライブラリー

このサイトでは、年齢を入れれば、当時のニュース映像などを交えながら、年次ごとの重大な出来事を確認することが可能です。

当時の映像を見ることで思い出すことも多いはずですので、ぜひ活用してみてください。

ステップ3:目次を作る

年表をできるだけ細かく書き上げることができたら、本の構成を決めていきます。自分史の文字数は、10万文字~20万文字といった膨大な文字数になります。

年表を参考にして、「子供時代」「学生時代」「青年時代」「社会人時代」・・・といったように区切りをつけていきます。

年表のボリュームと見比べ、自分らしい目次を作っていきましょう。そして、目次のそれぞれの見出しの中から、特に大切で伝え記しておきたいことをピックアップしましょう。

その後は、目次の見出しごとに内容が均等になるように意識しながら、文章を作成していきます。

自分史を書くときのコツ

自分史を書くときのコツは、最初から完璧を目指そうとしないということです。

自分史で書きたいことはたくさんあっても、それを文章にしていくのはなかなか難しいものです。ですので、書けるところからどんどん書いていくということも大切になるでしょう。

まずは、何でもいいので、とにかくその年について印象に残ってることを書いてみましょう。最初からきれいな文章を書くことを目指さずに、まずはざくざくと書いてみて、ある程度書き終わったところで、文章を推敲していくのがコツです。

なお、どうしてもうまくできない場合は、プロに頼むのもおすすめです。プロに依頼すれば、インタビューを経て得たあなたの情報をうまく文字化してもらえます。

自分史を作ることで得られるメリット

自分史を作ることは、自分自身の人生を振り返ることでもあります。自分史作りを通じて、自分を見つめなおすことには以下のようなメリットがあります。

・自分の生きた証を残せる
・自分を客観的にみることができる
・自分らしさを再発見できる
・過去の夢を思い出せる
・資料集めを通じて絆を取り戻せる
・完成したら自分の名刺になる

完成した自分史は、国立国会図書館に納本することができます。国会図書館の本は永久に保存がされますので、自分が生きた証をしっかりと社会に残すことができます。

さらに、自分史作りを通して、自分自身がどのような人間だったのかを思い出すことができます。自分でも忘れていた過去の夢を思い出し、第二の人生において挑戦することもできるでしょう。

また、自分史を作る際には資料集めが大切になります。「今度、自分史を作ることになって、高校時代の写真を集めてるんだけど、協力してもらえない?」と、旧友に声をかけてみたら、それをきっかけに絆を取り戻せるかもしれません。

自分史が完成したら、新たにできた友人などに読んでもらえば、自分という人間を知ってもらうことも可能です。とっておきの名刺にもなるのが自分史なのです。

自分史を作るおすすめのタイミングはいつ?

自分史はどのようなタイミングで作ってもよいものです。しかし、最も良いおすすめのタイミングは、定年退職後です。

定年を迎えるころには、たくさんの人生経験を踏んでいるので、書くべきネタが豊富にあります。さらに、自分史執筆には時間も体力も必要です。定年後ならば、体力的にもまだまだ元気で、時間も取りやすいです。

自分らしさを発見したことで、セカンドライフをより豊かにすることもできます。

自分史を作ったら大切な人に贈るのもおすすめ

自分史を作ったら大切な人に贈るのもおすすめです。自分の配偶者や子供といった家族。大切な友人に贈って読んでもらえば、あなたに対する理解も深まります。

今までは知らなかった共通項を見つけることもできるでしょうから、互いの絆をより深めることもできるでしょう。

さらに、自分自身が亡くなったあとには、自分史が形見にもなります。

まとめ:自分史作りは、自分の人生をより豊かにできる

自分史は、自分自身の人生を年次ごとに振り返っていくことで完成します。自分史を作ることは自分自身の人生を詳細に振り返っていく必要があります。

自分を見据えることで、忘れていた過去の夢や自分らしさを再発見することもできるでしょう。自分史が完成すれば、周囲の人に読んでもらって、絆を深めることも可能です。

自分史の作成のタイミングで一番適しているのは「定年退職後」です。定年後、「何かをしたい」と考えている人はぜひ自分史を作成してみてください。

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