グラフィックデザイン講座おすすめ4選。自費出版本をどこまでも自分でこだわって作るために

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グラフィックデザイン講座おすすめ4選。自費出版本をどこまでも自分でこだわって作るために

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自費出版本を制作する際には、本の内容だけでなく装丁などのデザインも重要です。

表紙の細部までこだわるためのグラフィックデザインを学ぶ手段として、デザイン講座を受講しようと考えている方もいらっしゃるでしょう。

講座ではグラフィックデザインについて体系的に学べるほか、第三者のフィードバックを受けられる講座もあり、デザインスキルの習得におすすめです。

ただし、さまざまな講座がある中で講座選びに失敗しないためには、選び方のポイントを押さえる必要があります。

この記事では、グラフィックデザイン講座の概要や受講するメリット、選び方のコツ、おすすめの講座をご紹介します。自費出版本のデザインまで徹底的にこだわりたい方は、ぜひ参考にしてください。

グラフィックデザイン講座とは

グラフィックデザイン講座とは、文字や画像、図形などの視覚的なデザインスキルを体系的に学べるプログラムです。

グラフィックデザインは、印刷物やデジタルメディアにおいて、商品やサービスを効果的にアピールするために利用されますが、特にポスターやチラシ、雑誌・新聞などの製版・印刷に関するデザインを指すことが多いです。

通常、美術系の大学や短大、専門学校で基礎から学ぶことが一般的ですが、スクールや講座でもデザインの基礎から制作スキルまで学ぶことも可能です。

グラフィックデザイン講座を受けるメリット

デザイン初心者でもグラフィックデザイン講座を受けることで、専門的な知識と技術を身につけ、作品をより魅力的に仕上げられるようになります。ここでは、グラフィックデザイン講座を受講することの具体的なメリットをご紹介します。

中身だけでなく表紙までこだわれる

自主制作本の表紙は読者が最初に目にする部分であり、興味を引くための重要な要素です。グラフィックデザイン講座では、視覚的な要素の重要性や効果的なデザインの作り方を学ぶことができます。

例えば、配色・フォント・レイアウトなど、視覚的な要素が作品に与える印象の変化を理解し、自分のアイデアを具現化するスキルが身につきます。これにより、文章が魅力的なデザインとして生まれ変わり、より多くの読者の関心を引きやすくなります。

他者のフィードバックを得られる

デザインスキルを磨く上で、他者からのフィードバックは不可欠なものです。

講師とのやりとりのある講座では、専門的な意見を直接受け取ることができ、自分では気づかなかった改善点を把握し、デザインをさらに良くすることが可能です。

さらに、他の受講生と意見を交換することで新たな視点を得ることや、自分のデザインに対する理解を深めることもできます。こうしたフィードバックは、独学では得られない貴重な体験といえるでしょう。

今後も使えるスキルを身につけられる

グラフィックデザイン講座で学ぶスキルは、自費出版に限らずさまざまなシーンで役立ちます。例えば、プレゼンテーション資料のデザインやSNSコンテンツ作成など、ビジネスや趣味の場面でも応用できます。

講座で習得するソフトウェアの使い方やデザイン理論は、将来的に他のプロジェクトにも活かせるため、受講後も継続してスキルを高めることで表現の幅を広げられます。

グラフィックデザイン講座の選び方

自主制作本を出版しようと考えているデザイン初心者にとって、適切なグラフィックデザイン講座選びが重要です。ここでは、多くの講座がある中で、自分の学び方や目的に合った講座を見つけるための2つのポイントをご紹介します。

オンライン/オフラインそれぞれの特徴

グラフィックデザイン講座の受講方法として、オンラインとオフライン(通学制)の2つの形式があります。

オンライン講座は、自宅で自分のペースで学べるため、忙しい方や地方に住んでいる方に適しています。また、動画やテキストを使った教材が多く、必要に応じて繰り返し学習できる点も魅力です。

一方、オフライン講座は対面での指導が受けられるため、講師や他の受講生との直接的なコミュニケーションが可能です。フィードバックをその場で得られることから、実践的なスキルを早く身につけたい方に向いています。

費用相場

グラフィックデザイン講座の費用は、内容・期間・形式によって異なり、相場は20万~80万円程度と幅があります。

オンライン講座は比較的受講料が安価なことが多く、オフライン講座は設備費や講師の指導料が加わるため、一般的に高めの価格設定となっています。

コストパフォーマンスを考慮し、自分が得られる知識やスキルに見合った講座を選ぶことが重要です。

おすすめグラフィックデザイン講座

講座選びで迷っている方向けに、デザイン初心者におすすめのグラフィックデザイン講座をいくつかご紹介します。各講座の特徴を解説していますので、自分に合った学び方を見つけるための参考にしてみてください。

LOOKTONE

LOOKTONEは、オンラインで受講できる初心者向けのグラフィックデザイン講座です。

IllustratorやPhotoshopの機能や操作方法、デザイン実習・作例制作などを学ぶことができ、グラフィックをゼロから自分一人で作り上げるスキルを身に付けられます。

受講は365日、24時間いつでもどこでも可能で、全国の10代から50代まで幅広い年齢層が受講しています。

2024年10月時点では、費用は単期型の場合で291,500円(税込 ※分割手数料6%を含む)となっています。

サービスとサポートは1年間利用でき、メインカリキュラムEssenceの学習を修了すると、希望に応じて修了証が発行されます。

公式サイト:LOOKTONE グラフィックデザイン講座

パソコンスクールISA

パソコンスクールISAは、通学とオンライン学習を自由に組み合わせて学べる、初心者向けのグラフィックデザイン講座です。

講座内容はスクール独自のカリキュラムに基づいており、IllustratorやPhotoshopを使用してデザインや作品制作のスキルを学びながら、グラフィックデザインの基礎を習得します。

コースは合計36時間の学習で、期間は6カ月間、受講料は2024年10月時点で、132,000円(税込)です。

公式サイト:パソコンスクールISA Web/グラフィックデザインオンライン講座

chot.design

株式会社Donblerが提供する「chot.design」は、オンライン学習プラットフォームです。

グラフィックデザインの基本から応用まで幅広いコースが用意されており、自分の成長段階に応じて、必要な部分だけをカスタマイズして学ぶことができるため、独学で学ぶ自信がある方におすすめです。

無料・有料カリキュラムがあり、有料カリキュラムは動画とテキストで構成され、無料カリキュラムよりも内容が充実しています。

例えば、「スマートフォン時代のWebデザイン講座」と「スマートフォン時代のコーディング講座」の2本を購入する場合の価格は、22万円(税込)です。

公式サイト:chot.design

デジタルハリウッド グラフィックデザイン講座

デジタルハリウッドのグラフィックデザイン講座は、オフラインで学ぶ通学制のプログラムです。

eラーニング教材を使用してツールの基本スキルを自己学習し、専用教室ではプロからの直接指導を受けながら応用課題に取り組むハイブリッド型の教育スタイルを採用しています。

費用は、入学金・受講料・設備費をあわせて、「グラフィックデザイン講座(4カ月)」が297,000円(税込)、「グラフィックデザインベーシック講座(2カ月)」が173,800円(税込)となっています。そのほか、使用するソフトウェアの購入が必要です。

公式サイト:デジタルハリウッド グラフィックデザイン講座

まとめ

自主制作本の表紙は読者が最初に目にする部分であり、興味を引くための重要な要素です。グラフィックデザインを学び、表紙デザインとして活用することで、より多くの読者の関心を引くことができるようになります。

初心者でも学びやすい講座が多くあり、一度身につければ今後ずっと役立てられるスキルにもなりますので、活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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